2007年05月11日

巻機山〜中ノ岳

個人山行 上越国境 巻機山〜中ノ岳
メンバー:二年 山岸
記録:山岸

 残雪の影響で新人錬成を延期(結局潰してしまいましたが…)して空いた週末、個人山行に行ってきました。直前までどこに行くか迷い、ここに決めたのが出発前日、資料を集め終えたのが当日早朝。僕にとって非常に魅力的だった上越国境&奥利根の美しき峰々を歩いてきました。
 麓の残雪量は例年より少なかったようですが、稜線上はほぼ例年通りたっぷり残っていました。一部雪庇・雪堤やシュルンドの処理と細い稜線で気を遣いましたが、特に困難な箇所もなく、快適な残雪歩きでした。
 コースタイムと簡単なFBだけUPします。

5月10日(金) 家=上越国際前−塩沢=清水−TWV小屋▲0
 交通費を節約するために無人駅の上越国際前駅で下車して、塩沢駅まで35分歩く。おかげで金城山〜巻機山がとても美しく見える所を通れた。小屋前でテント泊。

5月11日(土) 快晴 
▲0−登山口4:45−9:35巻機山9:50−10:00牛ヶ岳10:10−12:05永松山12:25−14:25三石山14:40−16:40三番手山肩▲1
 五合目を過ぎたあたりから雪が現れてきて、六合目付近で1m程度は積もっているようだ。避難小屋は二階の窓が掘り出され使用できる。
 牛ヶ岳東面の大きな雪庇を避けながらも三角点付近からショートカット気味に主稜線へ下る。雪が腐ってきて、藪もでてきたのでピッケルだけ残してアイゼンを外す。南側の雪田をできるだけつないで、時々頭だけだした笹を踏んで快適に歩ける。笹の葉は茎と違って全然滑らないし、弾力があって跳ぶようにして歩ける。
 1813鞍部付近はサイト適地。1896Pを越えると南側は切れ落ちていて、その崖に不安定な雪堤がくっついている。厳冬期なら大きな雪庇が発達するのだろう。
 永松山(1834P)は、しっかり雪がつき、南側に大きな雪庇が張り出している。永松山の下りは、雪庇を避けてまず北東斜面を下り、その後トラバース気味に鞍部まで通過した。視界がないと直進して雪庇に乗りそうで、RFが難しいと思う。また、シュルンドが大きな口を開けていて内心びくびくだった。
 次の鞍部と三ツ石山山頂付近は、たぶんサイト可。三番手山(1790P)の北東の鞍部でサイト。ここは風も避けられるし眺めもいいし絶好のサイト地。

5月12日(日) 曇りのち雨
▲15:00−6:05小沢岳6:25−7:25下津川山7:40−10:25本谷山10:40−12:00越後沢山12:05−14:25丹後山避難小屋▲2
 小沢岳までは南側の残雪が不安定で、主に北側の残雪と藪をつないでいく。山頂直下は急な雪の斜面。この先の鞍部から下津川山までは、細い藪の着いた岩稜で少し緊張する。雪が着いていたら恐いだろう。
 小穂口ノ頭あたりからガスに巻かれて雨が降り出した。何とも不快である。濡れた笹で雨具はびしょびしょで染みてくるし、残雪はまるで水を含んだスポンジのようになって靴に染みてくる。
 本谷山山頂はサイト可。1830付近から鞍部に下る時は、視界が30mくらいで完全にコンパスに頼っていた。稜線がはっきりせず丸っこくて、しかも斜面を斜めに雪田が横切ったりしているので、コンパスを見ていないと雪に誘われてあらぬ方向に引き込まれそうになる。鞍部はサイト適地。
 越後沢山の山頂にはK大ワンゲル?の看板がたくさんぶら下がっていて、むかついた。登山道のない静かなピークにおよそ不釣り合いで、雰囲気が壊れると思う。越後沢山からの下りも、本谷山の下りと似たような丸い稜線でRFが難しい。精神的に大きな消耗であった。この先ののっぺりした台地状は10〜20°ぐらいで適当に進む。丘状や沢状の小地形は、残雪があると正確には判別できずに、そのうちに右からの小尾根が合流して上りになって、気付いたら1792Pに着いていた。台地状はどこでもサイト適地。
 今日は避難小屋泊。小屋ノートには連休に至仏から縦走してきた人の記録があった。

5月13日(月) 快晴
▲24:55−丹後山5:00−5:50兎岳6:05−8:20中ノ岳8:50−10:00日向山10:30−12:05十字峡12:35−三国川ダム−13:50野中バス停
 朝日が山々を真っ赤に染めている。サクサクの残雪を踏んでいく。丹後山〜利根川水源碑は随所にサイト適地。兎岳からは北面の急坂なのでアイゼンをつける。小兎岳からしばらくは、右側が切れていて雪庇が大きい。シュルンドも大きく口を開けている。
 中ノ岳へは、なかなかの急登。1936手前は左からルンゼがくいこみ、正面と右側は雪壁状。ルンゼ源頭を左上トラバースして左稜線に乗る。新雪期は恐そう。池ノ段あたりから、北ノ又川側は巨大な雪庇が残っている。
 池ノ段付近から雪の急坂をとっとこ下る。日向山付近の台地はサイト適地。1200mぐらいで雪が消え、夏道を辿った。
 十字峡より奥の三国川沿いの林道には、例年ならあるはずの残雪は既に無く、安全に通行できそう。三国川ダム経由、野中バス停までヒッチハイクは成功せず、野中で1時間半バスを待った。


 上トトンボ沢も下トトンボ沢も三ツ石沢も丹後沢も利根川本谷も、北ノ又川支流の滝沢も兎沢も巻倉沢も、源頭の見える限りにはデプリもなく、滑ったら快適そうな斜面が広がっていた。うーんスキーもいいなあ、来年の4月か連休か、滑れたら…と思ってしまいました。


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