2008年11月01日

奥秩父笛吹川・清兵衛沢右俣

面子:4L木村、3秋山、2広瀬、大城(被・終盤)、1鈴木(N)、三谷(初・3日)
清兵衛沢は我が部では初遡行となる。
釜の沢企画とあわせて3連休を消化するため、5月に潰れた企画を再利用した。
遡行図は「奥秩父・両神山の沢」を使用。10/31(金)晴れ

秋山が車を出してくれるというので駒場正門前集合。警備員に目を付けられてしまった。
ETC割引を利用すべく時間を調整しながら中央自動車道を行く。
西沢渓谷の駐車場で就寝。夜中に結構車が入ってきた。3時頃一つ下の駐車場で宴会をしているパーティもいた。

11/1(土)晴れ
駐車場0530-0600吊り橋0610-0745清兵衛沢入渓点-1005 25mナメ滝下(リード)-1240 25mナメ滝上1250
-1405 10m2段上-1410鶏冠尾根1415-1435鶏冠谷出合-1440東沢入渓点

明け方、少々雨に降られる。吊り橋下の入渓点でデポ。鶏冠谷の出合を越えて登山道に乗り上げるところを通り過ぎて戻る。
登山道上で2回手がかりを出す。大城は微妙なところで立ち止まって確認しなかったりが続いたので、もっと丁寧に対応するよう言う。
清兵衛沢は出合では貧弱な水量だが渓相はまぁまぁという印象。
実際登ってみると、沢そのものが立ち上がっていて、どれが滝の切れ目なのか分からない。
結局水流沿いを長めのTR3回で二俣に着く。おそらく遡行図の10m20m20mを一回ずつTRしたのだろう。
5mCSらしきものはなかった。大城は少し左俣に入ったが、すぐに気づいてもどった。
右俣は確かに分かりにくい。水量の乏しい岩壁がたっているだけなので見落としやすい。
この岩壁(25m)はTR手がかりで三谷をあげる。このとき三谷がつまったので一旦おろして誘導しようと、
ザイルに荷重をかけさせたら確保していた大城が転倒した。
どうやらザイルがまた大城の位置でくの字に曲がっていたようだ。
次の25mナメ滝は大城ビレイ、広瀬トップでリードをさせる。秋山が左巻き先に登ってTR。
ハーケンは丹沢より入りやすかったようだ。ただし、右壁→水流中バンド→左と行ったのだが、右壁がやらしかったようだ。
あと右壁に残置が一本あったようだ。
大城は革手袋、合図の確認、キンク取りを3点セットで忘れた。SL認定でもう一回リードをさせた方がいいだろう。
この沢は日が当たらず、寒かったので濡れそうな直登を忌避して、鈴木、三谷、Lは左巻き。
三谷はTRで上げたが、薮がとてもうざかった。
このうえでルンゼのようなものを右へ分けた後、10m3段で一本2支点TR手がかり。
次の5mで手がかり、10m2段をTR二回で上げた。
倒木が出てきてそろそろ左岸に逃げようかと思っていたところ、広瀬が踏み後を発見。GJ。
容易く鶏冠尾根にでる。鶏冠尾根の道は明瞭で、迷うことはない。
吊り橋下の入渓点にもどってボルトうちの練習をする。
分離する秋山が吊り橋を渡ったのを見送って、再度ボルト打ち。
大城は奇麗に打てたが、広瀬はボルトが曲がって岩の穴も崩壊したようだった。
ボルトには岩をかぶせて隠しておいた。ここで釜の沢のLの広瀬に指揮権を委譲。

総評
清兵衛沢右俣は意外にも登り甲斐のある沢だった。
コンパクトでロープもいっぱい出すので、養成向きだろう。
ただ見応えがあるわけではないのでこの沢のためだけに塩山くんだりまで出向くのは面倒だろう。
鶏冠谷、ヌク沢、釜の沢あたりとセットにするのが良い。
ところで釜の沢とあわせての感想。
去年2回、今年2回西沢渓谷周辺の沢に入ったが、今年は沢が荒れ気味である。
関係あるのか知らないが、鹿の気配も濃厚になっているので、行政には早めに手を打ってほしい。
posted by TWV at 00:00| 新潟 ☀| Comment(0) | 沢登り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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